指導例

資英館代表の教育実績をご紹介いたします。

 

 が、その前に。。。

 資英館は、他塾のように、「〇〇中学の△△さん、英検2級合格しました」とは、絶対に書きません。それは、個人情報保護のため、そして何よりも生徒の自主性を重んじているためです。資英館に集う生徒は、各自の目標を持っており、片道30分以上かけて通塾している生徒も少なくありません。生徒の多くが、その学校でトップ層におり、他の生徒からも「どの塾に通っているのか」詮索されることもあります。彼ら、彼女らの勉強ペースを乱さないためにも、高校大学の合格実績は、もちろん、英検の合格実績も掲載いたしません。

 資英館は、生徒を塾の宣伝に使うことは絶対にありません。

 

英語が苦手な中学1年生が、英検3級に合格

 正しいコーチングと、少し上の目標をもつと、やる気が倍増します!!

 中学1年生のA君は、英語に苦手意識があり、定期テストも平均点以下しかとれない、と悩んでいました。そんな彼が、私の元に訪れたのは8月で、「10月の英検の試験で5級をとりたい」という目標を私に告げました。私は、「4級を受けた方が良い」と伝えました。A君も、A君のお母さんも、最初は半信半疑でした。なぜなら、A君は、英語に苦手意識がある中学1年生、そして英検4級は中学2年修了相当というレベルです。しかし、英語をこれから継続して勉強していくことを考えると、動詞の変形である過去形、文の意味を大きく変える助動詞に早く慣れ、英語の文型を体に吸収したほうが良いと判断したのです。

 私は、初日、2時間ほど、A君に文法と重要語彙を教え、問題を解く方法についてのレクチャーをしました。結果、2時間後には、英検4級の過去問で、ほぼ合格ラインのスコアをとりました。(驚かれるかもしれませんが、正しいコーチングがあれば、難しいことではありません。)これに、俄然やる気をだしたA君は、毎日英語の勉強をするようになりました。彼は、10月の英検4級試験に、ほぼ満点で合格。その4ヶ月後の翌年1月にあった英検試験で3級(中学3年生修了相当)に合格しました。彼の定期テストの点数も、ウナギのぼりに上昇し、90点以下をとることはなくなりました。

 A君のように、学校の英語に苦手意識を持っていても、「できる」「わかる」体験を重ね、高い目標を掲げることで、やる気を出すお子様は多くいます。

 

 

小学6年生で英検2級に合格

 英会話学校・個別指導塾の思わぬ落とし穴!! 

 Sさんと、私が出会ったのが、彼女が小学5年生の3月でした。Sさんのお母さんの「英語ができるのに、どうしても英検準2級が受からない」という悩みからご依頼をいただきました。小学生で英検3級を取得していること自体、すばらしいことだと思いますが、実は、準2級(高校中級相当)に4回連続で不合格となり、困っているとのことでした。Sさんは、英検受験のたびに家の近くの大手フランチャイズの個別指導塾に通ったそうなのですが、期待した効果が得られず、連続して不合格となり、やる気を失っている状態でした。

 Sさんは利発そうな女の子で、受け答えもしっかりしています。これは、間違いなく彼女を指導した大人の責任である、と直感しました。私が「英語話すのは好き?」と聞くと、Sさんは「自信があります。」と笑顔で答えてくれました。そこで、私が彼女に出した課題は、英作文でした。

 Sさんの書いた英文は、主語、動詞もバラバラな、むちゃくちゃなものでした。彼女は、基本的な文型も疎かな状態で、勉強を続けてきたのです。

 これは、Sさん本人の責任ではありません。Sさんを指導した大人の責任です。彼女を「小学生で英検準2級に挑戦している頭の良い女の子」として扱い、彼女の持つ根本的な問題を分析することもしなかったのです。

 Sさんは週1回の英会話学校に4歳から通い、それに加えて週2回大手フランチャイズの個別指導塾に通っています。しかし、なぜ彼女の問題を見抜けなかったのでしょうか?

 まず、英会話学校では、英検対策は難しいということがあります。英会話は、英語の技能のほんの一部にすぎず、英語力の全てではありません。英会話学校で、英語を学ぶということは、話すという技能のみを磨くことになります。そして、英会話学校では、文法をしっかりと教えることはありません。なんとなく伝わればいい、そんな考え方を身につけてしまうお子様も多く、むしろ、英語力向上に悪影響がある、と言わざる得ない英会話学校があることも事実です。このことは、Sさんのお母さんも気づき、英検対策を個別指導塾にゆだねたのですが、、、それが、まずかったのです。

 個別指導塾では、英検準2級の過去問を繰り返し解いたそうです。彼女を教えた講師は、英検準2級の合格には、準2級の過去問をすれば良いという、浅はかな判断をしたのです。彼女の英語力を分析すれば、彼女は、彼女自身が培った英語に対する「カン」で英検3級に合格したことがわかります。英検の問題の多くは、マークシート問題なので、深い理解がなくても合格してしまう場合があるのです。それに気づくことなく、個別指導塾の講師は、彼女に準2級の過去問を繰り返し、解かせたのです。個別指導塾では、英検対策のテキストが限られているため、講師は、過去問や塾指定のテキストを使うしかありません。彼らには、英検のノウハウがないのです。

 私が、まずSさんに教えたのは、英検5級レベルからの文法、そして、毎週、英字新聞の記事を渡し、「この感想を英語で書いてきて!」と課題を出しました。英検準2級の英作文は英語の能力だけでなく、前提知識がひつようになります。彼女には、英語で情報を得ること、そしてそれを表現する方法を、文法学習の中から指導していきました。

 指導をはじめて2ヶ月で、英検準2級に合格、そして、半年かけて、2級に挑戦し、小学6年生で英検2級に合格したのでした。

 Sさんのように英会話学校や個別指導塾の指導のせいで、英語力が伸び悩むお子様が多くいます。基礎をしっかりと固めることで、教養ある英語を身に付けることができるのです。

 

 

偏差値40から、国立大学合格へ

 英語が嫌いな理由は、ヒトそれぞれ! 個性に合わせて、克服しよう!

 英語嫌いのT君が、私の元にやってきたのは、彼が高校1年生の10月でした。彼は、英語が他の科目に比べ、圧倒的に不得意で、定期テストでは赤点、偏差値は40を切るような状態でした。彼が通うのは進学校、完全に授業に着いていけないような状態になっていたのです。私は彼に、文法を教えようとしたのですが、T君の集中力は全く続かず、ふて寝をしようとすることもしばしばでした。そこで、彼に、長文の完全読解を提案しました。完全読解とは、すべての文を和訳し、単語も熟語も全て意味を調べるという、かなり辛い勉強方法です。なぜ、彼にこんな勉強を提案したかというと、彼が小説が好きだと知ったからでした。彼は、文章を読むことは苦でなく、文法や動詞の変化などを覚えるのが嫌いというのが、英語克服のヒントになりました。彼は、「文法よりも楽しい」と、前向きに英文読解を続けてくれました。完全読解をはじめ、3ヶ月ほどで英検準2級合格レベルに達し、その後半年後には、英検2級に合格しました。読解をすることで、文法も身につき、文章の流れから単語の意味を推測できるようになってきました。

 高校3年生になった彼は、地元の国立大学に挑戦することを決心し、見事合格したのです。彼は、ゆっくりと読む、しっかりと意味を把握することから、英語を克服しました。彼のように個性に合わせて、指導することで、大逆転が狙えるのです。

 

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